中国のこれまでの経済について
アジアの超大国といえば「中国」になりますね。中国はその昔アジア圏で絶大な権力を誇っていました。
私は中国の経済を見ていく上で、中国の歴史は必ずみておかないといけないと思うのですね。やはり中国はヨーロッパ諸国が産業革命以降、経済的発展を遂げてきたのですから、その際の主要貿易国として発展したのですから。
しかも今ではアメリカのドルが世界基軸通貨となっていて、アメリカの経済的な考え方が基本となっています。しかし昔はこういった価値感も統一されておらず、独自の経済的発展を遂げていたのですね。
中国は国土も広く、昔から国内だけでも簡潔していた市場ですので、他の国とは少し違った特徴があります。少し歴史的観点から見ていきましょう。
秦の始皇帝は御存知でしょううか?【皇帝】という地位を最初に使用した人で、不老不死の薬を求めて使者を東へ西へと遣わした・・・という絶大な権力の持ち主です。
その始皇帝は大規模な土木事業を行うなどすぐれた政策を行いまあした。また文字や貨幣を統一したという功績も持っています。始皇帝は中国をはじめて統一し、はじめて人民にとって必要な要素である文字・貨幣を統一しました。
このように中国では貨幣は統一されたのですが、国土が広すぎるため地域独自の通貨を利用していたという傾向にあります。
また南北朝時代には別の国のようになってしまいますので、貨幣を統一しても実質的なものでなかったのは明らかですよね。そして時代は唐代へと入ってきます。
唐代に入ると、「手形」が発行されるようになります。昔は金銀財宝がそのまま利用されていましたが、なんせこういった宝物は重いですもんね。
それと同等に取引のできる「紙幣」が登場するということは、その国への信頼が高まってきた証拠です。昔は「金本位制」というように金と貨幣を交換できる貨幣体系をとっていました。
アメリカの大統領が「金本位制を辞める」と宣言(ニクソンショック)するまで世界で金本位制が取られていたことは有名です。しかし中国ではこのころ唐~清時代にかけて金が流出していきました。
それは中国が経済的基盤がなかったからではありません。つまり当時ヨーロッパ諸国が欲しがっていたのは「金」だったのですが、中国では「銀」が流通していたのです。
これは見落としがちな観点です。中国は世界の動向とは少し違った動きをしていたのですね。これは近代に入っていっても独自の経済基盤で世界と取引を行っていきます。