温故知新・日本の経済政策にも先人の残した教訓に学ぼう
日本の現在の経済状況をみますと、東日本大震災を契機として、以前より悪化傾向にあったものが、さらに困難な状況に陥っています。
円高、増税、雇用の悪化、生活保護世帯の増加、工場の日本離れ等、先行きは極めて不透明というか、いい材料はほとんどないですね。強いて、いえば、先だって日本のスーパーコンピューター「京」が、世界一の演算処理をしたことですかね。
例の、素人仕分け人の蓮舫が、何故、世界一位ではだめかと言った、いわくつきのものですね。我々は、このような困難な状況はなんとしても克服し、かつてのような高度経済成長までは求めませんが、ゆるやかでも成長経済になるような方向にもつていく必要があると思います。
そんな意味において、温故知新と申しますか、先人のおこなった経済改革も、現在とは政治体制、経済の体制は違えども、その根底には共通したものがあるかと思います。
そのような意味合いにおいて、かつての我が国で行われた経済改革について、その考え方などを参考にしたいと考えまして、紹介したいと思います。
江戸時代にさかのぼりますが、有名なのは、享保の改革、寛政の改革、天宝の改革が挙げられると思います。
享保の改革は、八大将軍、徳川吉宗の行った改革です。内容としては、広く民衆の意見を聞くために「目安箱」を設けました。現代版ツイッターといったものですかね。また、裁判を公平に行うために大岡越前を南町奉行に任命し「公事方制定書」を制定しました。現代の刑法ですかね。また、財政立て直しのために「上げ米の制」を定めるとともに、質素・倹約が美徳であると説きました。
寛政の改革は、老中、松平定信が「棄損令」を制定し、借金に苦しむ武士の生活建て直しの助けとしました。また、「囲い米の制」により、米の備蓄をおこない飢饉に備えました。
天宝の改革は、老中、水野忠邦が「株仲間」を解散させて、幕府が流通を直轄し、物価を下げ。江戸に上ってきた下層農民を農地に戻して、農村の再建に当たりました。
これらの改革は、幕府側からの改革ですから、武士のための物という側面はありますが、共通して言えることは、信念を持った時の将軍や老中が、先頭に立って実践したと言えましょう。
これは、まさに現代にも当てはまることで、信念を持った政治家が、リーダーシップを持って政策を断行するということでしょう。気配りやお友達内閣などでは、現代の日本の国難を救うのは難しいと筆者は思うところであります。